BOXIL EXPO 人事総合点に参加させてもらいました

ネット開催。コロナ下なのだけど、活気があってたのしかったです。

会社組織の話が合って、ちょっと思うところを書いています。


階層型の会社組織

私が今の会社の入社前には、このこ構造です。

ざっくり書くとこんな感じ。

Quality Control の観点からは、これは品質保証体系図で、実は、ハイアラキー(階層構造)ではなく、循環型のモデルなんです。だから、そもそもうえもしたもなく、こうもかけます。

まぁ、見た感じ、企画(経営)や、研究が上位にみえるなら、下位にかけばよい。というわけです。ビジュアル的には実はフラットできょうつうです。私見ですけど、企業での研究成果を個人の物と、思うきらいはありますが、研究者は企業活動において、研究の場所を与えられていると、いうことになります。

一番いい例は、Apple社の故スティーブジョブズで、ご自身の給料を減らして、経営をされていましたが、給与が大きいということは、社における責任も大きいということで、これが小さいということは、ある意味責任も小さく、身軽い動けるということで、品来、研究部門はそういうものかもしれません。ベンチャーがもてはやされる所以はそこにあり、彼らが大企業に求めるのはその先のベネフィットの部分とおもわれます。


分散型の会社組織

私が今の会社の入社したときには、この構造への移管時期にありました。

こんな感じ。


これは、ここの部門の自立を促すもので、ライオンが子供たちを谷底へ叩き落す。要はすっちゃかめっちゃかな構造ですね。(笑)

私の時は、バブルがはじけた後の大きなリセッション(不況)のじきにありました。

ただね、”自立を促す”というのは、自立していればひつようないわけで、先述のとおり、バブルでいきのこるためのじさつこういともいえます。

このモデルは、小さな組織では、成立するもでるで、いわゆる何でも屋さん。マチルダさん(ガンダム)が、アムロに言ってたあれですね。(笑)

この後、リストラ(Restraction)が流行りましたが、これは元来首切りのいみではなく、”Re Engineering”再構築の意味で。社会環境に適応するためのこうぞう変更を意味します。

いわゆる、組織の構造変化。


DX

(デジタルトランスフォーメーション)

Saasなどのクラウドのネットシステムにより、たとえばZoom(これは中国初のシステムみたいですが、中国はこういうところはよくできてるとおもいます。ちなみに通信関連の規格は中国にあるらしい。)今回のコロナ下で、ネットミーティングとかやってましたが、私は10年以上も前から、ネットでフランス語ならっていたので、よくわかるのですが、ネットの場合、言わなければならないことは、はっきり言わなければ前に進まないので、実はコミュニケーションとしては忖度もなく、仕事を進めるのには好条件とみています。

ただ、やっぱり、以下の問題はありますね。

1)私は、取説を作成しているので、ヨーロッパの設計原稿が古い規格の指示であったので、本社の規格担当と話をして、現地担当にも確認をお願いしました。設計は現地が古い規格でよいと言っていた。と確認したので、古い規格で作成すると、現地から、新しい規格で出してくれと、改定依頼がきました。これは、設計のコミュニケーション不足。もう少し突っ込むと、海外のエンジニアは日本と違って、コンプライアンス(規制)についての認識が低くて、これは、海外では法務担当になっている。

2)技術用語の商標記述について、社内商品間で区負い違いがあったので、本社知財部に問い合わせたさいに、彼女のミスでそうだったのだけど、関係各所にメールを送信すると、自分の部署外にはメールしないように、主幹管理職から圧力をかけられた。これは、ほんらい、コンプライアンス上、分散型で処理すべき案件(リスクを共有し、各位に判断を求める)のだけど、私のミスを分散しないでだそうです。(笑)我々開発部門のリスク認識は高いのですが、研究職出身の彼女は結構ずれています。

実は、道具や、組織構造が変わっても、プリミティブ(原始的(笑))な部分がネックとなります。要は、知識や専門性の高さは、コミュニケーションのネックであり、新入社員教育におけるビジネスマナーや、基礎教育が実は重要で、そういう意味では、中国やインドの基盤は優れていて軽視できないと思います。

実は、イントラネット(社内)、インターネット(社外)の普及はすでに終わっており、業務上の情報発信は、すでに分散化されている。

この、場において、問題となるのが、情報発信は可能だが、個々のスタッフが与えられた情報で自発的に行動、発言できるかが問題となってくる。

マーケットに近い現場は、社の”生死”にちかいので、業務判断がクールで私見を除く判断が可能であるが、管理部門は先述のごとく、得てして逆の状態に陥り、それが社内のストレスとなり、無駄を生み出す要因であるようだ。

一時期、研究施設を静かな山の中に置くという風潮があったが、当初私の配属された研究所は閉鎖予定の街中の工場にあり、マーケットに近い場所に研究所を置くという経営の実験的判断であったが、いわば死に近い場所で何が起こったかというのは、先述のとおりである。


ハイブリッド型の会社組織

分散型は、社会環境の変化につよい(わけではないが)と、されていますが、維持はしんどくてストレスがかかりますね。

環境につよくしたいだけなら、そこの部分だけ分散型にして、それ以外はウォーターフォール型にして、効率をよくすればいいってもありですね。

企画・研究・代理店(マーケット)のバランスを変えて編成を変える。

社会からの要求をPULLしたい場合は、代理店を先方に。

自社の技術力をPRしたい場合は、研究部門を先方に。

これは、”社会に対する訴求力”になります。

開発部門からあとの、ウォーターフォール型のシンプルな構造は、効率化され、高い品質と供給能力を保証するもので、”ブランド力”とも言えるかな。


自立した社員(生と死の共有)

結構、どこも同じなのは、会議で発言しないのはどこもおなじですね。

出る杭はたたくというのが今に残っているのか、One on ONE面談見たいな稚拙なことをしなければならないのも、こまったものですね。

そもそも、大きな会社であれば、ユニオンが受け皿となり交渉することになるのですが、One on oneが、陰口、いじめの増長をまねくものとなる。

成果主義、分散型のシステムは、不当な評価、パワハラ、コンプライアンス違反を増長するものであり、人事部門は、評価制度やメンタルヘルス、離職者回避になやまされています。

実際のところ、年功序列でなぜ悪いとも思いますね。

うちは、隠語で”なでしこ”って言って、女性を登用して社会に対するPRをしていますが、これもある意味女性蔑視だといえます。

面白かったのは、英国の英語教師と話したときに、”My Company”というと、”Company は、経営者のものなので、My Companyはおかしい”といいます。

山一證券さんの時に、”自分たちの社員はわるくない。経営責任です”と、涙ながらに訴えられたのはまさにそれなのですが、英国式に経営責任でロボットのようにスパッとくびをきられるか、責任を共有するかですね。

英国の教師との会話の落ちは、”私は株主なので言ってはだめかい?”なのですが、私がお会いしたドイツの彼は、”横浜にはたくさんドイツの会社がある”と、行ってました。

自立には、たしかに”餌”を与えるというのもありますが、若い人がベンチャーにあこがれるのは、”生と死の共有”にあるのかもしれません。”志”というのはそういうことでしょうね。

2020_12_12


サスティナブルという考え方

昨今、環境問題について議論がなされているが、これにはある前提がある。

1)我々は何も行わず、ただ毎日を過ごしても、地球は循環してバランスが保たれるか?

というと、、否である。

私は、工学で熱力学を学んだが、熱力学の第二法則で、エントロピーというのがあって、

この概念はいまだにわからないのだが、(笑)

”秩序”を表すパラメーターらしい。

園る儀的には、仕事Wもせず悪損がなければ、熱量Qのみが発せられて、無秩序な状態になる。仕事を加えることで、熱量が減り、エントロピSは減少する。

簡単に言えば、部屋の中で、

1)ただ生活をしているだけでは、部屋は散らかり放題になり、やがて、はたんをおこす(エントロピが増大する)。

2)部屋をかたずける(仕事)と、部屋の秩序が保たれる。(エントロピーが減少する)

例えば、秩序を保つのも仕事だし、新しい秩序を作るのも、環境に応じて、秩序構造を変化させるのも仕事と言えます。ただ、秩序構造を破壊するだけのものは、仕事とは言えません。

例えば、温室効果ガスが取りざたされていますが、我々が幼い時はオゾン層破壊で皮膚がんなどの問題がありましたが、今ではあまり言わなくなっております。原子力発電は、CO2は出さないけれども、本質的にはクリーンではなく、アメリカもロシアも日本もこれにくるしんでいます。

カーボンゼロという考え方に、疑問を感じるのは、温室効果ガスは、絶対悪でなくてこれが存在する(温室効果)のでわれわれが、暖かく生活できるので、冷静に考えることは必要です。

例えば、温室効果で、暖かくなりすごしやすいところもあるでしょうし、厳しい状態になるところもあるでしょうし、科学者も万能ではないので、地球規模の予測は実際のところ究極のところ息をするのも罪深く、その罪を受け入れ、目を背けず生きようとすることが、まずは必要なのでしょう。


2020年12月16日 追記 かめぞう

意図的に、管理部門を避けて書いてますが、あれは、調整代ですね。

バッファというべきか、管理部門が死んでいると、柔軟性に欠けるということ。

リスク察知や、いろいろあるんでしょうが、船頭の役はそういうもので、ただ、仕事をやってますではだめということですね。(笑)

伏せてるのは、法務・人事(福利厚生等)・広報などいろいろありますが...(爆笑)



かめぞうの冒険

趣味のブログです。

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