取説とチュートリアル(メモ書き)のリンク
その10で、書いたチュートリアルと取説(”辞書”)の説明
実際、以下の写真を撮った手順をまとめてしました。
(私は、いつもメモ書きで作っています。)
作例(夜空の星の軌跡の合成方法)
撮影手順
1.カメラを3脚にセッティングする
(3脚のマニュアル)
2.カメラの電源を入れる
3.カメラの構図を決める
4.撮影モードを”マニュアル露出”にする
5.シャッタースピードを30秒に
6.ISO感度を50に
7.レンズのF値を4.5に
9.フォーカスを星に合わせる。(明るい星がきれいに見れるところ。ちなみに星は、またたく)
・マニュアルフォーカス設定(カメラで設定できるものと、レンズで設定するものがある)
9.1枚撮影して、露出、フォーカスを確認
必要であれば、ISO感度を修正して露出調整(ヒストグラム確認)
画像の再生
ISO感度修正
ヒストグラム確認
10.インターバル撮影設定
タイマー10秒
インターバル 30秒(シャッター速度と同じ)
撮影枚数 (記録時間が2時間程度になるように調整)
11.シャッターを切る
12.撮影終了まで待つ
(2時間ずっと、棒立ち。何もすることがない(笑))
13.うちに帰る
(一応、ちゃんと撮れてるか確認する)
14.PCで撮影画像取り込み
15.Photoshop Lightroomで、一括で、露出・ホワイトバランス・彩度などを修正し、画像出力
16.出力したファイルをPhotoshopでファイル/スクリプトでレイヤーに取り込み
(2)(1)だと、桜のピンクの部分が軌跡の暗い色に引きずられるのでHDR合成
(1)明るい画
(2)軌跡の画
の2種類をHDR合成してみます。それ以外にも理屈はあるのですが、それは別途。
HDR合成は
- 暗い部分は明るく
- 明るい部分は露出を下げる
ので、桜の明るい部分も残るはずという目論見です。イラストっぽく仕上がりますね。
ある意味、ドラマチックではなくなりますが。
こんな感じ
解説
上記は、星空撮影の手順書で、取扱説明書のDBから必要な項目のリンクを貼っています。
できれば、作業手順のイラストもOwndのイラストDBからのリンクにしたかった。
あと、取説の表示は別ウィンドウにしたかったけど、粗削りにはこんな感じ。
かめぞうはSonyのカメラのユーザで、PDFではなくて、ネットの”操作マニュアル”があるので、リンクを貼ってチュートリアルベースの手順書が簡単に作れる。
ポイントは以下にあります。
・すでに知っていることはそのままスルーしても問題ない
・自分にとっての新しい情報のみ詳細機能確認する(不要な情報もある)
・全体の流れを負荷なく確認する(俯瞰してみる)
・すべての情報を網羅すると、大変で、心が折れる(笑)
・製品の操作の安全は、メーカベースで担保されている。(メーカのオフィシャルの情報)
実は、取説の読む、読まないの議論があるのですが、操作系は読まなくても操作できる下地(常識されたデザイン)が存在するのもあるのだけれど、ほかの問題点として以下もあるかなと思う。
・取扱説明書の体系が製品の機能をベースに体系化(分類・目次化)されている。
・ユーザーの要求は多様に富むので、この要求にこたえるために盛りだくさんの機能が織り込まれ、
記載内容に複雑さが存在する。
・もともとはカメラでいえば以下のモデル
1.ユーザの欲求は素敵な写真(きれいな花の画、かっこいい飛行機の画...)を撮りたい
2.1.を満たすための達成手段(チュートリアル)
3.製品の機能
の3層があって、購入時は1.と3.しか存在せず、2.がないので迷うということですね。
2.は、固有技術であったり、標準化された技術であったりするのですが。
取説の記載内容は一種の製品情報のデータベースであるから、ここから、必要な情報を引き出して(Pullして)、ユーザーの要求に会うチュートリアルの手順による再構築した”サービス層”があっても良いのではないか?とも思える。
個人の使い方ブログやYouTubeの躍進は、ここにあるのかなと考える。
(まぁ、ここで言っているマニュアルは”Pull”の情報の操作マニュアルであるのだけど。(あくまで私見ですが(笑)))
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