レンズ:色収差

光は、たくさんの波長をもった電磁波の集合体

レンズは、被写体から反射された光を屈折させてセンサに届ける

→ 光源

実は、レンズは、被写体からの光を屈折させてセンサに届けるのだが、

屈折の角度は、光の波長成分により決まってしまう。

光に含まれる電磁波は、その波長に依存して、レンズを通すことで光の道筋が微妙にずれてくる。

(レンズは、組み合わせでその影響を小さくするように設計しているのだが...)

簡単に言えば、プリズムの実験によって、虹が見えるのはこの特性の違い


光の波長と屈折

レンズモデル

光の道筋は、波長によってばらけるので(私見ですが...)

  • 赤・緑・青のセンサで作られる書く画像は、それぞれ空間的にずれている。
  • 上記のずれは、同じ色内でもずれているが、色の切り替わる境界面に顕著に表れる。
  • 境界面がぼやけて見える。

上記は、RAWデータの場合で、カメラの画像処理エンジンや画像処理ソフトで、許容できるレベルに補正できる。(上の月の画は、画像処理ソフトの機能を一部使ってます)


価格の高い良いレンズは、ここの設計(レンズの構造、組み合わせ)を色の出方や、空間分解能がとてもいいですね。





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