取扱説明書の読者とは?
実は、読む読まないというのがあるのですが、”どんな人が読むの?”という話があります。
取扱説明書というコンテンツに対し、実は”空洞化してる”と言っていますが、基本それは、情報を必要とする人にとっての”バイブル”であったり、”辞書”であったりで。
- 知りたい情報をそこから得る
- 顧客が好むと好まざるによらず安全に対するインストラクションを行う
ことが、必要。
その1で書きましたが、記載内容を分類すると。
- 安全に対する情報
- 法規制に対する情報
- 使い方に対する情報
- 整備(手入れの仕方)に対する情報
- 仕様に対する情報
の機能があります。
1.安全に対する情報
これは、ユーザは積極的に読みたいとは思わないですね。危険だとか言う内容に心理的にブレーキがかかる分、敬遠しがち。ただし、世代や文化によってこのとらえ方は異なります。
この記述をストレスなく確実に顧客に伝える仕組みは、手間もかかるしお金もかかる。
これについては別途
2.法規制に対する情報
これも安全と同じ。別途。
3.使い方に対する情報(手順)
4.整備(手入れの仕方)に対する情報
5.仕様に対する情報
取説の読み手とは?と考えると、取説は”辞書”と書きましたが、実際に分類された体系で読み手は様々なシチュエーションで、読まれるので読み手には多様性があり、それらのユーザの情報を、上記の分類で整理されて格納されている...のが、ユーザは、その”辞書(その製品のデータベース)”の中から必要とされる情報を引きずり出したい...ということです。
辞書を引かれた方はわかりますが、短文文化では、辞書の中から、ページめくって探し出すのはやっぱりストレスで...。
今の文化は、”Googleで検索しちゃえばいいじゃん!”で、インターネット的に検索、あわよくばAIで関連情報が体系づけて得られるとハッピーで、ストレスは少ないですね。
読み手と必要とされるコンテンツ
例えば車をベースとしたモデルのメモ書きをかいてみました...
例えばのモデルですが、顧客に対して必要とされる情報が変わってきますね。
簡単に言えば、”辞書”である取説から、顧客に対して必要とされる情報を再構成して提供できれば情報量が少なく、検索性も良くなります。
それは、どういうことかというと、ユーザに応じた”辞書”の目次の再構成ということです。
特筆すべきは、中国の家電のネット販売で、上記の中の操作方法(運転方法)や、整備(お手入れ)の内容は、記載の義務を法で規定されていて、ネット販売する際にこの情報を開示しなければならないそうです。
ただし、ここの考え方は製品販売のビジネススタイル(BtoCか、BtoB)のスタイルによって形態は変わってきます。
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